
母親業は、それだけで一つの大きな事業。
人を一人育てるわけですから・・・。
小さいころは、離乳食やらパンツトレーニングやら、、、
とっても大変なことばかり。
昔なら、おじいちゃんやおばあちゃんの手助けも借りられたのですが、今では核家族ですからそうはいきません。
だからと言って、何もかもお母さんがやらなきゃいけないと思わない方がいいですね。
私は、ずっと外で働いてきたので、子供たちを保育園に預けていました。
保育園に預けて仕事をすることに抵抗感を感じる人もいるようですが、子育ての観点からも保育園の方がよりよい結果につながることが多いです。
お母さんは子育てのプロじゃない!
子供を産んだからと言って、すぐに母親として、子育てプロになれるわけではありません。
そこは、お金を支払ってプロに任せるというのは、一つの選択肢です。
子育てのノウハウも、今では日進月歩。
あっという間に、過去の知識が新しい知識で否定されてしまいます。
子供にユニークであることを求めるのであれば、客観的に子供の良さを見てくれる保育士さんに任せるのは有益です。
保育士さんたちは、たくさんの子供を見てきているので、少々他の子供たちと比べて成長が遅れていても、結構大丈夫だということを知っています。
母親だと、どうしても主観的に見てしまいますので心配になりますよね。
専業主婦で、外で働きたくない、またはご主人が働くことを良しとしない方の場合なら、保育園ではなく幼児教室などに通わせて、客観的に自分の子供を見てもらうのもいいと思います。
私は、保育園に預けて仕事をしながらも、週末に幼児教室に通わせていました。
仕事をしていると平日は忙しいですし、週末に少し自分の勉強時間を入れるためにも幼児教室はありがたかったです。
それだけではなく、プロの先生と話しをして、
「お宅のお子さんは、負けず嫌いで頑張り屋さんですよ。」
など、こちらが気づかなかった子供の優位特性を教えていただいたり、どういう家庭教育で子供の脳が鍛えられるかなど、たくさんのことを教わりました。
巷では、子育てのノウハウ本や情報雑誌もたくさんあるので、それらを読んで勉強することもしていましたが、やはりプロの人の話を聞くのが一番正確で効率的です。
学校前教育のポイント
小学校に入る前から、英会話に通わせたり、ピアノをやったり、バレエをやったり・・・。
今の幼児は、多忙なお子さんが多いです。
人より早い教育がしたくて、幼稚園のころから漢字を覚えさせたり、英会話をさせたりと教育熱心はいいのですが、果たしてそれが子供の特性に合っているかどうかは疑問ですよね。
学校に入る前の幼児は、「言語」ではなく、「体験」から脳のシナプスを増やしていきます。
計算や読み書きを覚えるよりは、体験の数を増やしてシナプスをたくさん作る方が早道。
春夏秋冬のコンセプトを言葉で説明するよりも、その四季折々にどういう体験をしたのかということが大切。
「おしゃもじ」という物の名前を覚えることだけではなく、「何に使う物か?」を説明できる能力が大切です。
そのためにも、お母さんと1対1だけの生活では、体験も限界があります。
保育園や幼稚園など、社会とのかかわりや、家族旅行などの実体験から語彙も体験も増えていきます。
その体験を長時間覚えていられなくても気にしなくて大丈夫。
子供の脳のシナプスは、5歳までに数が増えます。
5歳を過ぎれば、シナプスの数は増えませんが、それまでにできたシナプスの長さが成長し始めます。
それが、長くなることで『記憶力』が育てられていくのです。
たくさんのことを覚えるためには、脳のシナプスをたくさん作っておくのが大切。
幼児のころのは下手でもやってみるという精神がいいです。
私の娘は、保育園に通っているとき、下手なりにも自分で毎朝三つ編みをしていました。
最初は下手だったのですが、毎日やっているとだんだん上手になり、複雑な編み込みまでできるように・・・。
上手じゃないからってお母さんがやり直ししないことで、子供の能力が伸びるわけです。
幼稚園の年長の時には、お友達の髪の毛の三つ編みをしてあげていました。
しかも、母親の私よりも上手に・・・。
子供の能力ってすごいです。