
開運堂に挟まれて位置する国宝・松本城!
開運堂のお菓子を求めて、北西吉方位の時に車で松本へ!
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せっかく松本まで来たので、お菓子だけではなく、松本城に立ち寄り。
開運堂本店と開運堂松風庵の中間辺りに位置する松本城は、日本最古の現存する五重六階建ての天守閣を持つ国宝です。
戦国時代から、戦いの要所となり、城主が何代も入れ替わったお城!
元々は、深志城というお名前でした。
広々とした敷地内に、堂々としたお城の姿は美しく、写真撮影のスポット。
観光客のサービスに、時代劇衣装のスタッフさん達が歩いていて、家族連れの子供たちと一緒に写真を撮っていました。
お天気がいいと、雪景色のアルプスの山々が綺麗に見えます。
松本城は、黒い漆を今でも毎年塗り替えしているらしく…。
漆黒のお城と白いアルプスの山々のコントラストが素晴らしいです。
五重の塔に登り、出世運をいただこう!
大人一人610円で、天守閣に登れます。
気軽な気持ちで登ることにしたのですが、結構大変。
ほぼ、山登りなので、手荷物はリュックなど、両手が空いている方がいいです。
てっぺんまで登るには、かなりたくさんの階段があるのですが、その階段のほとんどが、かなりキツイ段差。
しかも、木造りなので、滑りやすい。
小さいお子さんやお年寄りは、大人の助けが必要です。
そして、中は、もちろん暖房などないので、とても寒い…。
靴下の底にホカロンを貼っていきましたが、登り始めて5分で、全くその暖かさを感じなくなりました。
とにかく、足が冷たい!
靴下の二重履きか、上履きが欲しかった…。
昔の人は、これが普通の生活だったんですよね。
天守閣からの素晴らしい眺め!
何の苦行か?
と、呟きながらも、だんだんと上に登るにつれ、外の景色の美しさに心が惹かれます。

天守閣に上がる最後の階段は、急なだけでなく、横幅も狭いため、登る人と降りる人が、お互いに譲り合いながら登り降りします。
各階には、警備員の人が巡回していて、ゆっくり安全に進むように声がけしていました。
「これ、落ちる人いないんですか?」
と、警備員の人に聞くと、
「結構いるんですよー。」
ですって!
「大抵、お酒入ってる人ですね。」
シラフでも怖いと思うのに、お酒飲んで昇ろうとする人がいるなんて!
「お年寄りや、小さいお子さんは大変ですよね。」
と言うと、
「最年少は、2歳半の子供が一人で登り降りしましたよ。最高齢は、先日、フランスから来た90歳のおばあちゃんでした。」
と、教えてくれました。
世の中には、凄い子供や凄いお年寄りがいるものですね。
ロマンを感じる月見櫓
途中には、花頭窓がある洒落たお部屋もあります。

天守閣に登った後は、列に並んでゆっくり深い階段を降りていきます。
そして、ロマンを感じさせるのが、月見櫓。
江戸時代の武将やお姫様は、ここからお月見をしたそうです。
朱塗りの回縁が、とても映えます。
昔、月明かりで本が読めた時代なら、この朱塗りの回縁も月の光に照らされて、風情のある夜が楽しめたでしょうね。


三方の扉を外して吹き抜きになるので、暖かい季節なら気持ちの良い風も楽しめるでしょう。
今でも、アルプスの山々からふく風は、澄み渡っています。
美味しい自然の空気と歴史的なロマンスで、気が整いました!